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ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤

ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤は、皮膚の腫れやかゆみ、発赤を軽減するために使用されます。
ステロイドの効果は非常に高く、塗るとすぐに症状が治まって効果的ですが、反面副作用も強く、細胞の増殖を抑えてしまうため、長期間の使用によって皮膚が薄くなるので顔など皮膚の薄い部分への使用はなるべく控えなければなりませんし、細菌や真菌性(水虫・タムシ)の感染に対する皮膚の抵抗力を低下させ増殖させる恐れがありますので、感染部分や傷口には使用するべきではあしません。
ですから、一時的な症状の改善には有効ですが、アトピー性皮膚炎など長期的な症状にはかえって皮膚が刺激に対して非情に過敏な状態になっていっそう悪化させることもよくありますのであまりお勧めできません。

ステロイドは濃度など作用の強さによって5段階に分類されていて、病院では、症状のひどい最初のうちは強いステロイドを使用し、症状が改善するに従って徐々に作用の弱いステロイドに切り替えて処方します。

代表的なステロイド剤の作用の強さによる分類
分類一般名
strongest
(最も強い)
プロピオン酸クロベタゾール
酢酸ジフロラゾン
very strong
(とても強い)
ジプロピオン酸ベタメタゾン
フルオシノニド
吉草酸ジフルコルトロン
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン
ジフルプレドナート
strong
(強い)
吉草酸ベタメタゾン
フルオキシノロンアセトニド
プロピオン酸ベクロメタゾン
midium
(中間)
トリアムシノロンアセトニド
酪酸クロベタゾン
プロピオン酸アルクロメタゾン
weak
(弱い)
プレドニゾン
酢酸ヒドロコルチゾン
デキサメタゾン

※軟膏、クリームなど製剤方法によって区分が異なることがあります。

保湿剤

保湿剤は、皮膚が乾燥しやすい場合に、皮膚の水分を保つための軟膏やクリーム、ローションなどの製剤です。
皮膚が正常なときは毛穴から分泌される皮脂によって皮膚の表面が覆われ、水分の蒸発を防いでくれますが、皮脂の分泌量が少ないと皮膚から水分が失われて肌が乾燥してしまいます。

保湿剤はオイルを含んでいて、皮膚上に塗ることでオイルの薄い膜を作り、皮膚からの水分の蒸発を防いでくれるのです。
つまり、本来皮脂が行っている働きを保湿剤が替わりにしてくれている訳です。
保湿剤は皮膚に水分を与えるものではありませんので、皮膚が乾燥している状態で塗るよりも、入浴やシャワーの直後など皮膚が湿っているときに塗るのが効果的です。
皮膚科の病院でよく処方される保湿剤として、ワセリン、亜鉛華軟膏、アズノール軟膏、サトウザルベなどがあります。

保湿剤の中には尿素など水分保持力の強い成分を配合して肌の潤いを保いるものもあります。
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