にきび予防・にきび治療法

にきびの主な原因は、皮脂の過剰な分泌、役目を終えて剥がれた角質、アクネ菌など細菌が引き起こす刺激による炎症が考えられますので、これらを取り除くことがにきび予防・にきび治療になります。

病院でのにきび治療

病院で行われるにきびの治療法は主にダラシンやクリンダマイシン、エリスロマイシンのような抗生物質の軟膏をを皮膚に塗ったり、テトラサイクリンやミノサイクリン、エリスロマイシンをような抗生物質の内服剤を服用してにきびの炎症を起こす細菌をやっつける方法が行われます。
だたし、抗生物質の服用は表面のにきびの軽減や予防は効果がありますが、にきびを完全に抑えるためには数ヶ月、数年間服用しないと改善しないことが多く、めまいや発疹、下痢、肝機能障害といった副作用が出ることがあります。


エステでのにきび治療

エステではにきびを予防・治療するために、古くなった角質や脂質を取り除きケアすることで、にきびのできにくい肌に改善することを重点的におこないます。
そのために一般的に行われいるのがケミカルピーリングと呼ばれる方法です。
ケミカルピーリングはサリチル酸など角質を溶かす化学物質をお肌に塗布して古く厚くなった角質を除去して肌のターンオーバーを促進する治療法で、これによって毛穴の詰まりを改善することができるのでにきびの効果があるということです。
ケミカルピーリングだけでは肌を溶かす訳ですから肌を痛めつけてしまう可能性がありますので、十分なスキンケアが必要です。
また、毛穴のひきしめ、皮脂の分泌抑制し、抗酸化作用があるビタミンCやビタミンAなどのビタミントリートメントを行い、肌のダメージを修復して美白効果や若返り効果とともに、にきびのできにくい状態に肌を改善します。
エステではビタミンCより安定的で酸化されにくいビタミンC誘導体を使用したり、お肌への浸透力をアップさせるためにイオン導入器を使用したりとより専門的なお肌のケアが行われます。


にきびに処方される漢方薬

にきびに処方される漢方薬の代表的なものは清上防風湯です。
清上防風湯には、顔面や頭など上半身に偏った熱を冷ます作用があり、顔面の腫れをやわらげて膿の排出を促します。
ですから、思春期などの血気盛んな若い人で赤くて大きな充血性・化膿性のにきびのある方や顔色が赤ら顔の健康な人のにきびに効果がある漢方薬です。

にきびの種類

にきびは症状や進行具合によって分類されますが、にきびの症状の段階ごとに見た目の色が異なるため、一般的に黒にきび、白にきび、赤にきび、と色でにきびの名前を分類して呼んでいます。

黒にきびは、毛穴の塞がりが不十分な場合に見られます。
皆さんご存じのように油は空気にふれた状態にしているとだんだん黒ずんできますが、これは油が空気中の酸素によって酸化するために起こる現象です。
黒にきびはこれと全く同じ現象で、不完全な塞がりのすき間から皮脂が空気に触れて酸化し黒く見えている状態な訳です。

一方、毛穴が完全に塞がっている場合は、皮脂が空気と触ないため酸化されず、白く見えるので白にきびと呼ばれています。

また、皮膚にはたくさんの細菌が住んでいて、毛穴の住み着き皮脂を好物とするアクネ菌が毛穴の詰まったにきびに増殖し、皮脂を分解して刺激物を生産するため皮膚が炎症を起こして赤く腫れあがります。
この状態のにきびを赤にきびと呼んでいます。

にきびの原因

にきびは皮膚の毛穴(皮脂腺)が詰まることによっておこる炎症を伴った発疹のことをいいます。
毛穴からは皮脂が分泌されていて通常皮膚表面を乾燥などから保護する働きをしているのですが、何らかの原因によって皮脂の分泌が過剰になって古くなった角質と混ざり合って固まり、毛穴を塞いでしまいます。
さらに、毛穴に詰まった皮脂を大好物とするアクネ菌が増殖し炎症や化膿を引き起こし、にきびが悪化します。

にきびは10代の思春期に最もよく発症しますが、この原因は思春期には成長ホルモンの分泌が活発になり、その影響で皮脂腺が活発化し皮脂が過剰に分泌されやすいためです。
一方、最近では思春期を過ぎた20代以降の大人のにきびの発症が急増しており、大人のにきびの原因はいろいろな要因が重なっているため対策や治療に悩まされています。
大人のにきびの原因はストレスなどによるホルモンバランスの乱れが起こす皮脂の分泌過剰や角質のターンオーバーの低下による毛穴の詰まりのほか、化粧品が原因による毛穴の詰まりなども考えられます。

ちなみに顔ににきびができやすいのは、人間では特に顔面で皮脂腺が発達していて皮脂の分泌が多いためです。
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